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この記事は閲覧注意…かなぁ。
言葉も風土も習慣も違う人からの知恵や手助けに感謝を。
そして、生物の命をいただきながら生きることに感謝を。
夫の職場の中国人が、すっぽん(甲鱼)をくれた。しかも生きてるのを2匹。
実は、我が家はこうした食べられる生き物をいただくのは初めてではない。秋ごろには生きている地鶏や上海ガニ(安徽の人がくれたから安徽ガニ?)をいただき、おいしく食べた。
夫は中国人に中国人と間違われるくらい中国語が達者で、そのおかげで職場の人たちとのコミュニケーションも円滑なのだろう。みんな口をそろえて「おいしいよ!」とニコニコしながら夫にくれるらしい。日本で生きた食べ物を送る風習は、少なくとも私の実家周辺ではないので最初は本当に面食らったが(夫も地鶏をもらってきた時はかなり引いていた)、杭州で何度か経験するうちにこれも中国人の心遣いなのだとわかってきた。地鶏のスープは体にとてもよいといわれているし、すっぽんもワーカーホリックで疲れを溜め込んでいる夫に、地元の名物をわざわざ買って来てくれたのだろう。こういうところも立派に異文化交流だよなぁ…。
さすがに鶏やすっぽんの下処理はしたことがないので、なじみの市場に持っていって処理をお願いした。
市場で生きたままで売られているものは、お店の人に頼めば処理をしてもらえる。鶏もすっぽんも。
お店の人に預けて「宰一下zai3yi2xia4」と言えばいい。不慣れな私がやるよりは任せたほうが安心だ。お店の人は慣れた手つきできれいに洗ってすぐに食べられる状態にしてくれる。
すっぽんは日本でも中国でも食べたことがなく、どうやって食べるのかわからなかった。なので百度で調べたら「清蒸甲鱼」という酒と塩を振り生姜やねぎを添え蒸して食べるメニューがヒットした。お店の人には「我做清蒸」と伝えて処理をしてもらった。お腹の中をきれいに洗って、熱湯をかけて甲羅や表皮のぬめりを取り、爪の周りもきれいに洗ってもらった。首の周りの部分は滋養に富みとてもおいしいところなんだそうで、なるべく傷つけずにきれいに処理するのはやはり自分でやらないほうがよいと思った。ちなみに私が行った市場の手間賃は、すっぽん1匹あたり10元、丸鶏1匹あたり5元。
処理をしてもらったすっぽんの1匹は、とりあえずスープにした。鍋にすっぽん、生姜、酒、ねぎの青いところ、戻した干ししいたけときくらげ、たっぷりの水を入れて1時間煮るだけ。やわらかくなったら塩を入れて完成。甲羅と骨以外の部分は全部食べられる。すっぽんの味は鶏肉とマグロの良いところだけをあわせたような淡白な味。海のものとも山のものとも違う。スープは全く脂くさくなく、コラーゲンたっぷりでとろみがついて、体に優しい味がする。地鶏のスープも同じ作り方。中国で手に入る本当においしい地鶏は、日本でもめったに食べられないと思うくらいおいしいです。
ちなみに上海ガニは、たっぷりの熱湯に塩を入れて生きたままゆでて食べます。食べるところは本当に少ないですが、お味噌がとてもおいしいですよ。
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2011年5月から子育て中のママさんと未就学のお子様を対象に、自宅を開放してのんびりおしゃべりするスペースを作りました。現在無期限お休み中です。
海外で子育てするなんて思ってなかったし、日本との違いに戸惑うこともたくさんあるけど、どうせなら楽しく、愉快に生活したいな。